札幌市北区新琴似のお客様のストーブ2台 分解整備をいたしました②
札幌市北区新琴似のお客様のストーブ2台 分解整備をいたしました
札幌市北区新琴似のお客様のストーブ分解整備をしてまいりました。
1軒から2台のストーブを整備することとなったので今回はそのうちの小さいストーブほうの事例をご紹介します。(大きいストーブは別記事)
ストーブのメーカーはコロナ製のFF-VT4210Pと、ミニパルとも呼ばれる型式でFF式、製造年は2011年のもので使用開始より13年経過しております。
居間の大型ストーブより使う頻度は少ないけど、長く使っているので心配です。うちのストーブのことをお任せしていいですか?
点火する部品や炎を形成する部品も傷んでいると思うので、分解整備してきれいに仕上げてみせましょう!
今回の分解整備の流れをご紹介します
今回の分解整備の内容としては・・・
金属パネルや煙突を取り外し分解します。給排気管はすす落とししてお客様に一時保管をお願いします
(消耗部品は少なかったが別のもう1台の報告もあったので併せて報告し整備をすすめます)
ポット、バーナー、燃料噴射ノズルを分解し清掃・研磨します
給気ファンを分解し、本体やファンの羽の汚れを清掃します。操作部や基板、まわりを傷つけないように除塵し清掃します
サビや汚れをケレン・清掃し、耐熱塗装を施します
塗装が乾くまでの間、反射パネルや円筒ガラスを磨き・つや出し仕上げします
パッキンや消耗部品を新品に交換し、ストーブを元の状態に復旧します
復旧が完了したら実際に稼働させ、しばらく燃焼して異常なければ専用のカバーにくるんで終了です
以上となります。
①大きいストーブと一緒に回収
②整備前の状況
③型式名と製造年が記された外装
④燃焼リングを新品に交換
⑤分解整備の途中状況
⑥ガラスも炎もきれいになりました
部品の状態としては炎を形成する燃焼リングが経年劣化している状態だったので交換をいたしました。また、炎を検知するフレームロッドも交換しました。すでに耐用年数は超えています。また、このモデルは現行機種として現存しており、基板や表示類など一部の部品以外は保守部品が流通しているのでまだ延命が可能です。定期的に分解整備を行うことでストーブの延命につながるのでこれからも長く使っていただきたいと思います。次回は整備ではなく3年後くらいには買替えをお勧めさせていただきます。この度はありがとうございました。
おぉ!きれいでピカピカ!まだまだこのストーブにはしばらく頑張ってもらいます。この度はありがとうございました
こちらこそありがとうございました!このストーブはまだまだこれからです。次回も3年後をめどに整備のご依頼お待ちしております
他にも浜崎燃料店ではストーブ交換工事などもおこなっています
浜崎燃料店ではストーブの分解整備はもちろん、ストーブ交換工事も行っております。ご家庭で灯油を使う設備については大体対応しております。また、新品ストーブの販売も行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。例えば「煙突式からFF式に変えたい」や、「ストーブの位置を変更したい」さらには「不要なストーブを廃棄処分してほしい」などなど、さまざまなお客様のご要望にお応えいたします。まずはお問い合わせいただければと思います。
灯油タンク洗浄や灯油タンク交換も受付中です。
ストーブ交換工事に関わる注意事項として気をつけたいポイント
ストーブ交換工事に関わる注意事項として、穴をあける工事が発生するかしないかがポイントです。穴あけをする場合、壁や建材に「石綿(アスベスト)」が含まれていないかを確認する必要があり、2023年10月より石綿含有の有無を事前に調査することが義務となりました。
浜崎燃料店は石綿含有の有無を事前に調査することができる建築物石綿含有建材調査者資格(一般)を保有しております。レベル3の含有建材で’’みなし’’による対策工事でよいと判断できるものであれば特段お客様から別途調査費用は頂きません(ストーブ交換工事費用に含みます)。
穴あけ作業時の対策として気を付けたいポイント
工事時の対策としては穴あけ作業の際は細心の注意を払ってほこりや切りくずの飛散防止対策の養生を行い、HEPAフィルター搭載の集塵機・自身が被ばくしないための防塵装置(ゴーグルと防塵マスク)を使って安全に穴あけ作業を行います。穴あけ作業の際は同じ部屋に人がいる場合は人払いを行いますので作業中は一時的に退室のご協力をお願いいたします。また、周辺の家具や什器の移動をお願いさせていただく場合がありますのでご協力ください。(※)
建物の竣工図面が残っている場合は参考として見させていただく場合があります。また、建物が竣工してから途中に行ったリフォーム状況をお聞きする場合がありますのでわかる範囲でお答えください。中古住宅や相続した住宅でもわかる範囲でかまいませんので教えていただけると幸いです。
※レベル2以上のアスベスト含有建材があると判断した場合はお客様に速やかに報告し、調査をお願いする場合がございます(別途費用が発生します)。この場合は別箇所での作業を検討していただくか、穴あけ作業自体をお断りさせていただく場合もありますのでご了承ください
石綿含有の有無調査とは?
石綿とは「アスベスト」のことで、昭和中期ころから平成初期にかけて使用された天然の鉱石から生成された断熱性能・遮音性能のある建材です。昭和後期ころから健康被害がたびたび確認され、現在では一切の使用は禁止されておりますが昭和中期から2006年8月までに竣工した建物ではアスベストを含む建材が使用されている可能性があります。法改正により、2023年10月1日以降の工事から、「建築物石綿含有建材調査者」が設計図書等を基に、石綿含有の有無を事前に調査することが義務付けられました(※1)。ストーブ取付工事に関わる事項としては「壁の穴あけ(※2)」「床や床下基礎の穴あけ・床材はがし」「煙突まわりの工事」に際し含有の有無を確認することがこれに該当します。
※1)2006年9月1日以降の着工建物であれば、石綿含有建材の使用はありませんので、事前調査は不要です
※2)既にストーブやエアコン用の配管スリーブがあり、且つ拡張などが不要の場合には事前調査は不要です